チョコレートは誰しもが食べたことのあるであろうお菓子の一つです。
最近ではカカオが多く含まれたチョコレートや乳酸菌が入ったチョコレートなど様々な種類がお店に並んでおり、小腹が空いた時に食べている人は多いと思います。
中には体に良いと聞いたことがあるから食べているという人もいるかもしれませんが、果たしてチョコレートは体に良いのでしょうか?
なぜ体に良いとされ始めたのか?
なぜ体に良いと考えられ始めたかというと、パナマのサンブラス諸島に住むクナ族のある習慣です。
その習慣とは、すり潰したカカオととうもろこしを混ぜた飲み物を1日10杯飲むというもので、同じクナ族でも島から出て現代的な食事をしている人と島に住んでいる人とでは、島に住んでいる人の方が血圧が低く、心臓病の発生率が低かったためチョコレート(カカオ)が体に良いと考えられ始めました。
チョコレートは血圧を下げる
チョコレートに関して1番わかっていることは、血圧を下げるということです。
特に高血圧の方の血圧を下げる作用が認められており、チョコレートに含まれているフラボノールやカカオニブ由来の食物繊維の効果によるものです。
血圧を下げる効果の他にも、心筋梗塞による死亡リスクを下げる効果やインスリン抵抗性の改善、アルツハイマー病の発生率の低下、脳卒中のリスクを下げる効果の可能性が示唆されています。
あくまでも可能性が示唆されているだけであって、血圧を下げるほどの研究データが揃っていないのが現状です。
チョコレートの仲間であるココアでも同様な健康効果が期待できるため、摂り入れやすいものを選びましょう。
注意点
注意点としては、チョコレートには良い成分のほかに体に悪い砂糖が多く含まれています。
そのため、良い成分よりも砂糖の方が多いと食べれば食べるほどマイナスの影響があることもあります。
そのため、チョコレートを選ぶ際はダークチョコレートを選んで欲しいですが、色だけで判断してしまうと、ダークチョコレートではなくただ黒いチョコレートを選ぶ恐れがあります。
そのため、カカオ〇%と書かれているチョコレートを選ぶことをお勧めします。
この時、%が高ければ高いほどチョコレートの良い成分が含まれているため、食べれる%のものを選んで摂るようにしましょう。
食後のデザートを食べないと気が済まない人や甘いものが食べたくなる人はチョコレートをお勧めします。