甲状腺機能低下症

女性は20人に1人の発症率と言われている甲状腺機能低下症。
甲状腺の疾患には、「甲状腺機能低下症」と「甲状腺機能亢進症」の2つがあります。

甲状腺は、喉仏のやや下に位置します。
甲状腺とは、ヨウ素を原料として甲状腺ホルモンを血液中に分泌する役割があります。

甲状腺の働き

甲状腺の役割としては、体温の調節、新陳代謝の促進、脳の活性化、心臓・胃腸の働きを促進する働きがあります。
甲状腺ホルモンは、バランスがとても大切で、強くなりすぎても、弱くなりすぎても体に良くないものなので、甲状腺ホルモンを一定に保たなくてはいけません。

甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症の症状としては、
疲れやすい、発汗が少ない、脈拍数の低下、皮膚の乾燥、筋力の低下、抜け毛、甲状腺の腫れ等があります。

さて、甲状腺機能低下症とはどのような方がなりやすいかと言うと、活動代謝が高く、常に体脂肪率が低い女性に多くみられています。
特に女性アスリートに多い症状になります。

甲状腺ホルモンの材料が少ないことで、甲状腺機能の低下、基礎代謝の低下により、外から摂取した栄養素が消費されずに体に蓄積されていくため、太りやすく・コレステロール値が高くなる傾向にあります。

甲状腺機能低下症 栄養面

甲状腺機能低下症が起こった場合、栄養面でまず疑っていただきたい栄養素としては、ヨウ素・鉄になります。
他には、セレンやビタミンDの欠乏も原因と言われています。
ヨウ素には、昆布や海苔などの海藻類。鉄はレバーやあさり等。

お酒やタバコなどを控えていただくことも大切です。

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