イソフラボン

大豆を原料とする豆腐や納豆などが健康に良いとよく言われます。
それは、主に大豆に含まれるゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインなどのイソフラボンによるものです。

イソフラボンは、科学構造がエストロゲンに似ているため、弱い女性ホルモン作用をもち、様々な効能を示します。

とりわけ、乳がんや前立腺がんなどのホルモン依存性がんに有効になってきます。
乳がんは、エストロゲンの過剰が引き金になるので乳がんの予防効果があるということは意外かもしれません。
それは、エストロゲンの代わりにイソフラボンがエストロゲン受容体と結合しエストロゲンの働きを防いでくれるのです。

さらに、イソフラボンの女性ホルモン様作用は、骨粗しょう症も防いでくれますし、更年期障害の緩和、循環器系疾患の予防、美容効果などが期待されています。


これだけ身体に良いイソフラボンですが、1日の摂取量の上限は70~75mgと言われています。
必要な量は40~50mgと言われていて、納豆なら1パック、豆腐なら半丁といったところです。

欧米では、日本人の長寿、および乳がんや骨粗しょう症発生率の低さの秘密が大豆イソフラボンにあるとして研究が盛んになり、実際に摂取も高まっています。
普段の食生活を振り返ってみて足りてないと感じた方は、少し気をつけて摂取してみてはいかがでしょうか?

関連記事

  1. 飲酒が自律神経に与える影響

  2. 膝の痛みの発生

  3. 目的別のサウナの入り方

  4. 自分に合った靴を探そう!

  5. プリン体と痛風予防|フィジオ福岡 栄養科学

  6. 糖の摂取と脳機能の関係性|フィジオ福岡 健康科学

閉じる