スポーツ動作の速度を上げたい!

皆さん動作の速度を上げるためのトレーニングと言われて、何を思い浮かべますか?

ただ単に速度だけを考えてしまって、筋収縮の速度を向上させようとする人が多いと思われます。

確かに、速筋線維は遅筋線維に比べてより素早く収縮することが出来ます。

しかし、筋繊維の動作速度はは、ある動作の最終的な速度を部分的に決めるだけなのです。

1つの筋線維の動きから全体のシステムの動作へと視野を広げてみましょう。

スポーツの動作パターンにおける最終的な動きの速度を決定づける他の一連の要因が存在します。

それは、例えば、筋群の強調や、弾性要素の利用といったものが挙げられます。

それらの要素の多くは。「タイミング」(すなわちコーディネーション)としてまとめられます。

スプリントをしている時、平均関節角速度と身体の移動速度との間にはほとんど関係がないことがわかっています。

世界レベルの100mスプリンターは、成功していないスプリンターよりも高い関節角速度を獲得しているわけではないのです。

むしろ、どちらかといえば、後者の方が広い関節可動域と高い関節角速度(特に膝関節・股関節)を有しています。

これらのことから、速度とは、単に最も速く動く筋の(コンセントリックな)収縮動作によって生み出されるのではなく、特定の関節のパフォーマンス制限の影響が表れないように、できるだけ多くの関節を動作に貢献させることによるものです。

したがって、コーディネーションは速度に重大な役割を果たしていることがわかります。

以上のことをもとに、単なる筋の収縮速度だけでは、筋発揮のタイミングなども頭に入れてトレーニングを行ってみてはいかがですか?

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