トレーニングを日々頑張っていただいている方は特に、日々のお食事にたんぱく質を意識して摂取していただいている方多いと思います。
日々多くのたんぱく質摂取量を良かれと思い摂取していただいていても、食べ過ぎも身体にはよくありません。
たんぱく質の中でも、動物性たんぱく質より植物性たんぱく質の摂取量を増やせば健康寿命が伸びるなどとよく聞かれるのではないでしょうか。
そこで今回は、たんぱく質の摂取量と死亡率の関係性について見ていこうと思います。
たんぱく質摂取量と疾病の関係
アメリカ国立ガン研究所によると、総摂取カロリーの3%を動物性たんぱく質から植物性たんぱく質に変えると健康寿命が伸びると言われています。
この研究は裏付けもしっかりされている研究結果になります。
しかし、この研究結果の注意点としては、アメリカ人を対象にしているということです。
アメリカ人と日本人では、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の摂取量のバランスが異なり、アメリカ人は動物性のたんぱく質を多く摂取しているというのが現状です。
国民健康栄養調査で、日本人の動物性たんぱく質摂取量は、男性では48.7g、女性では39.6g、
植物性たんぱく質摂取量は、男性では40.2g、女性では33.8gとなっています。
このように植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の摂取量が平均的な日本人にとっては、動物性たんぱく質を減らすということはしなくても良いということです。
身体に良いと言われている栄養素や食材などでも、摂取量には限界があり、良かれと思って食べていたものが摂取量が多くて疾病を引き起こす原因になっているなどの可能性もあります。
適正摂取量を守っていくことが大切です。