体温が上がるとなぜむくみが取れるのか

むくみはリンパの流れが悪くなり、体の老廃物や余分な水分が流されなくなった結果、むくみが発生します。

むくみの解消方法として、メディセルを使用して循環を高めたり、運動して循環を高めたり、お風呂に入って体温をあげたりなど色々な方法があります。

なぜ体温が上がるとむくみが取れるのでしょうか?

リンパはどのように流れているのか

血液は心臓から動脈を通して押し出され、全身の毛細血管を流れ、静脈を通って心臓に帰ってきます。

心臓から出た血液は全身をめぐって心臓に帰ってくるまでの時間は約40秒ほどです。

一方、リンパはリンパ管分節をまたいで、管壁にある平滑筋の律動的な収縮によって起こる自発的な運動によってリンパ管分節内を行ったり来たりします。

この平滑筋の律動的な収縮によるリンパ管分節内を行ったり来たりする運動を振り子運動と言います。

リンパは振り子運動を順序よく末梢から心臓の方へ流れていきます。

なぜ体温が上がるとむくみは取れるのか

リンパの流れは体表の皮膚や筋肉など、外部からの刺激や横隔膜による呼吸運動、小腸の蠕動運動など周囲の組織からの受動的な運動によって多く流されます。

ですので、メディセルを使用して循環を高めたり、運動して循環を高めたり、お風呂に入って体温をあげたりすることは効果的と言えます。

メディセルを使用すると、癒着した筋膜と筋膜を緩め循環が良くなることで体温が上がり、リンパも流れやすくなります。

運動をすると体温が上昇しますが、それにより管壁平滑筋代謝の促進によって筋ポンプによる運動が高まり、リンパ管の拡張も合間ってリンパが流れやすくなります。

お風呂に入ってむくみが解消するのは運動をした時と同じで、体温の上昇によってリンパ管の流れが良くなったからです。

ですので、これらの方法で体温をあげるとむくみがとれます。

 

リンパは体を1周するまでに約12時間かかると言われています。

血液よりもかなりの時間がかかるため、流れが滞りやすく、長時間何もしないとむくんでしまいます。

リンパの流れを助けるためにもメディセルや運動などで体温を上げる必要があります。

 

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