人間は光の影響を受けて睡眠と覚醒のリズムを作り出しています。
青色の光は覚醒を促すため、同じくPCなどのディスプレイから発せられるブルーライトを夜に長時間見ると睡眠に異常をきたすと言われています。
そのためスマホやPCは夜になると画面の色が変わるナイトモードが搭載されていますが、最近の研究ではブルーライトの影響はないという結果も出ています。
生物学の学術雑誌『Current Biology』に掲載された研究によると、マウスの実験でブルーライトが体内時計、つまり睡眠サイクルに影響を与えなかったことが示されました。
さらに、スマホのナイトモードにすることで逆に混乱が生まれ、より寝付きにくくなることが分かりました。
この結果は必ずしもナイトモードやブルーライト神話を崩壊させるわけではありませんが、例えば普段寝付きが良くない人は調節してみても良いかもしれません。