薬物乱用による影響

薬物を大量に服用すると急性の障害を起こすことがあります。

薬物は基本的には鎮静剤と興奮剤の2種類のものがあります。

鎮静剤は一般的なものとして、アルコール、麻薬、バルビツレートがあります。これらは神経系を抑制し、リラックスした、落ち着いた感覚を得るために乱用されることがあります。

興奮剤はコカインとアンフェタミンが最もよく使用されます。これらは神経系を刺激し、ある時間にわたってより元気に、より精神的に敏感になったような感覚に陥らせます。

鎮静剤の過剰摂取は、緊張感のない状態と疲労感などの症状を起こし、蒼白で冷たくじっとりとした皮膚、対光反射のない縮瞳、微弱な頻脈、意識消失、止まりそうな浅い呼吸などの徴候があります。意識のない場合は嘔吐したものが口から排出できるように側臥位にする必要があります。

興奮剤の過剰摂取は、疲労感の欠如、神経過敏、混乱、精神状態変化などの症状があり、散瞳、頻脈、幻覚、妄想、重症の場合には心停止という徴候が見られます。意識のない場合は嘔吐物を速やかに排出できるように側臥位にする必要があります。

これら過剰摂取の症状が出た場合は医師の許可があるまでスポーツ活動に復帰できません。鎮静剤、興奮剤の過剰摂取を予防するためには、薬物乱用に対する教育をし、行動特徴(鎮静剤:昏睡、投げやりな態度、精神状態変化、疲労感、鈍い反応/興奮剤:過剰な活動性や強い疲労感、精神状態変化、行動の異常な変化、攻撃性)を示している選手をすることが必要です。

薬物に頼らずプレーできるスポーツ環境や社会環境を作ることが大事なのではないでしょうか。

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