スピードトレーニングの基本は、出来る限り短時間に最大の力を発揮することです。
すばやく動くためには、足が地面に接した際に、爆発的な力を発揮しなければなりません。
スピード-筋力は、高速で最大の力を発揮する能力を意味します。
そして、スピード-筋力は、負荷の有無に関わらず、素早い動作を行うことによって、筋パワーの発揮能力を改善するトレーニングと同じ方法で改善できます・
ウェイトリフティングの運動や、プライオメトリクスがその例です。
これらのエクササイズ様式は、貯蔵された弾性エネルギーの放出と伸張反射により筋力を増強するために、素早い動作で行われます。
したがって、スピード-筋力を改善するためには、パワフルなエクササイズが中心となり、ゆっくりとした動作が必要なエクササイズは避ける必要があります。
スピード-持久力は、一定時間(一般的には6秒以上)継続して高い速度を維持する能力です。
スピード-持久力の向上は、最大速度での運動中に、速度の低下を抑制する効果があります。
追いかけっこで追いつかれる場合や逃げ切れない場合を考えると、疲労のために速度が落ち、加速できない状態であり、スピード-持久力が不十分であることを示しています。