近年、「人付き合いの仕方」というものが見直されつつあります。
かつては当たり前だったことが、必ずしもそうではなくなり、更に今回の件で物理的にも精神的にも人との距離感を考えさせられているのではないでしょうか。
しかし、人との付き合いは脳を刺激し、記憶や感情に働きかけると言われています。
そうなれば、昨今の批判を浴びがちなデジタル的な人付き合いは、それを妨げるものになるかと言えばそうではない、ことが示唆されています。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの認知神経科学研究所、ウェルカム・トラストセンターのジェレイン・リーズ教授、金井良太博士らは、同大学の125人の学生の脳をスキャンしたところ、Facebook上に友人が多くいた学生ほど、脳の記憶と情動に関わる部位である扁桃体のサイズが大きかったと発表しました。
これは必ずしも相関関係にあることを表現しているわけではありませんが、研究当時(2011年)に比べ、さらに多様化している「人付き合い」の世界にポジティブな印象を持てるようになるかもしれません。
もしかしたら今後また外出が容易でなくなるかもしれません。。
そうなったときは、デジタルな人付き合いを積極的に行っていくほうが良いのかもしれません。