アスリートにとっては、食事もトレーニングの一つと考えられています。
パフォーマンスをあげるために増量が必要だと感じる場合においては、オフシーズン中に体を作ってしまうと思います。
増量を行う場合は、単に体重が増えれば良いと言うことではなく、体脂肪の増加を抑制しながら筋肉をつけていくことを目標とします。
消費エネルギーよりも500~1000kcal程度多く摂取する必要があります。
エネルギー源となる糖質を十分に摂取して筋グリコーゲン貯蔵量を高めていれば、運動中のたんぱく質の分解を抑制することができるため、体作りには良いと考えられています。
そして、筋肉の主要な構成成分であるたんぱく質は、日常のトレーニングで分解した筋肉の修復を効果的に行い、筋肉量を増加させるためにたんぱく質を十分に摂取する必要があります。
アスリートの場合、たんぱく質は1.2~1.7g/kg程度のたんぱく質摂取が推奨されていますが、たんぱく質摂取量を増やすよりエネルギー摂取量を増加させることが大切となります。
摂りすぎれば体脂肪を増やすことにつながるため、2g/kg程度を上限にたんぱく質摂取量を調整することが必要になります。
脂質が多くなりすぎないように考慮しながら、良質なたんぱく源となる肉・魚・卵・大豆製品を組み合わせて主菜と副菜を食事から意識していくことが大切ですね。