ダイエットなどを考える際に気にしたいことはカロリーの消費量と摂取量です。その消費することを代謝と言います。
一日の代謝量は、基礎代謝、食事誘発性熱産生、活動代謝の3つにより構成されます。
基礎代謝は、運動をしていなくても消費される生命維持に必要な代謝量のことです。
食事誘発性熱産生は、食事をした際の消化吸収による消費量です。
活動代謝は、体格・運動強度(運動の強さ)・運動時間で決まり、同じ運動強度の運動を同じ時間だけ行ったときには、体格の小さい人よりも体格の大きい人の方が消費エネルギーは大きくなります。
基礎代謝が全体の約60%、食事誘発性熱産生が約10%、活動代謝が約30%の割合でエネルギーを消費しています。
基礎代謝が1日のエネルギー消費量の大半を占めているので、効率よくエネルギーを消費したい場合は基礎代謝を高く保つことがいいでしょう。
では、基礎代謝を高く保つにはどうしたら良いのでしょうか。答えは、日々の運動量や生活習慣にあります。つまり、健康的なライフスタイルや適度な運動を心掛けることによって、基礎代謝を高めることは可能なのです。
高い基礎代謝を維持している人は体温が高く血の巡りがよいため、老廃物が溜まりにくく、体調不良に悩まされることも少ないと言われています。適度な運動や規則正しい生活をすることで、自律神経の安定や血流量の増加などにつながり健康で綺麗な身体に近づけるということです。
ダイエットなどを考えている方は、無理な食事制限をするのではなく、まずはウォーキングやランニングなどの運動の機会を増やすところから始めましょう。