人間には必ず生んでくれた親が存在します。特に母親は赤ちゃんが生まれるまでに数々の痛みを経験したでしょう。その中で、出産直前になると「陣痛」という痛みが発生します。この痛みを感じることで、もうすぐ生まれるというのがわかるわけですが、陣痛はなぜ起こるのでしょうか。
胎児が成長すると脳下垂体後葉からオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンが分泌されると子宮が収縮し、胎児を子宮の外へ出そうと動き出します。しかし子宮が収縮することで、別のホルモンも分泌されます。それが痛みの原因であるプロスタグランジンです。プロスタグランジンは発痛物質とも言い、分泌されることで痛みを引き起こします。そのため、出産直前になると子宮が収縮するたびに痛みを感じるのです。
母親はこのような痛みを乗り越えたうえで我が子を出産しています。生んでくれた人には日ごろから感謝の気持ちを伝えていきたいですね。