時間に関係なく飲食してしまう方は肝臓の不調が進んでいる可能性が考えられます。
逆に、運動をしっかり習慣化している方、食生活をしっかり整えている方は、肝臓にも良い影響がでている可能性が高いです。
肝臓の働き 3つ
肝臓の働きとしては、大きく3つあります。
1つ目は、胃や腸などで消化・吸収された食べ物を生命の維持に必要な材料に作り替える「代謝」の働きがあります。
肝臓の機能が低下してしまうと、食事をして栄養素を入れても必要な材料やエネルギーを作ることが出来にくくなってしまいます。
2つ目の働きとしては、脂質の消化と吸収をサポートする、胆汁の分泌をする働きがあります。
胆汁とは消化液の一つで、脂質の消化と吸収に大きな役割を果たす。
また、不要物を排出する働きもあり、便の色は胆汁色素の色のため、肝臓が悪くなると便が白っぽくなることもあります。
3つ目の働きとしては、有害物質を無害に解毒してくれる働きがあります。
アルコールや食品添加物など、体に有害な物質を無害な物質に変化させてくれる働きがあります。
また、腸内で発生するアンモニアは人体にとって有害な物質ですので、肝臓はアンモニアを無害な尿に変える働きをしてくれます。
脂肪肝になりやすい方
健康な肝細胞に蓄えられる中性脂肪は、5%以下で、30%以上たまった状態が脂肪肝になります。
お酒の飲むすぎでも脂肪肝になりますが、女性は40代からエストロゲンが減って、内臓脂肪が増えて太りやすい傾向にあるため、閉経後は特に脂肪肝になりやすいと言われています。
また、血糖値が高い人や糖尿病の方、肥満の方は脂肪肝になりやすいため、普段の食習慣・運動習慣を整えることが大切ですね。