キノコや海藻って野菜に入るの?

突然ですが、皆さんは一日の中で、どのくらい野菜を食べていますか?
野菜は摂りたくない!という方もいれば、野菜は摂ったほうが良いというのはわかっているが、野菜を摂ると何が良いのか?何をどれくらい食べればいいのか?などについて疑問がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、野菜について、特に種類分けについて書いていきます。

「これって野菜なの?」というわかりにくいものがありますよね?
例えばキノコ類、これは、厳密にいえば菌類という分類になりますが、食物繊維が豊富にとれるので、野菜としての摂取量に換算してもよいでしょう。
次に豆類です。豆といっても豆により違いがあり、大豆などはタンパク質、レンズ豆や小豆などは糖質、インゲンやエンドウ豆は野菜に分類されます。
そして果物です。果物は果物として扱い、やはりビタミンなどの体には欠かせない成分が多く含まれるので、野菜とは別に200グラムを目安に摂るようにしましょう。

海藻は野菜である?!

野菜によく似た海藻類はどうでしょうか。
海藻にはミネラルや水溶性の食物繊維が多く含まれ、さらに低カロリーである為身体に良い食物とされていますので、野菜として扱い一日の野菜の摂取目安の350gのうちに含んでよいとされます。

最後に、芋類です。芋類は野菜ではなく、「芋類」として扱われることが多いようです。
芋類にも、抗酸化作用のあるものや、胃腸の調子を整えるものがあり、身体には良いものなので、芋類もまた野菜とは別に、しっかりと摂取するようにしましょう。

さらに、「緑黄色野菜」「淡色野菜」という分け方もあります。
緑黄色野菜は可食部100グラム当たりのカロテン含有量が600μg以上の野菜のことです。
カロテンは色素成分であり、強い抗酸化作用のある成分として知られています。
活性酸素の発生は様々な生活習慣病の原因になるといわれるため、緑黄色野菜を摂り抗酸化作用を持つ成分を摂ることは、生活習慣病の予防にもつながると言えます。

淡色野菜の働き

一方で、淡色野菜の働きは少ないのかというとそうではなく、ビタミンや食物繊維が豊富なためやはり摂取しなければなりません。
緑黄色野菜に分類されるものは、ホウレンソウ、小松菜、ニンジン、ブロッコリー、ピーマン、パプリカ、トマト、アスパラガスなどで、淡色野菜に分類されるものは、キャベツ、レタス、大根、玉ねぎ、ナス、ゴーヤ、白菜、もやし、カリフラワー、セロリなどになります。
これらのことを踏まえ、野菜は一日の中で350gの摂取が推奨されていますが、その中の230gを淡色野菜、120gを緑黄色野菜で摂るのが理想的とされています。

今日は分りにくい野菜の分類についてお話しました。350gというと結構な量になりますが、今後は食べやすい調理法など、ご紹介していきたいと思います。

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