プロテインとお腹のお話

体作りやダイエットなどを行うとき、トレーニングと一緒に摂取することを薦められるプロテイン。最近プロテインを飲みは始めた女性のお客様から、なんだかお腹が張った感じで調子が悪いとの相談がありました。
日常の食事の摂取量では、1日の必要量をまかなえていないといわれるプロテイン、トレーニングをされていない方にも補助的に摂取していただきたいものです。では、どうして飲むとお腹の調子が悪くなるのでしょう。

たんぱく質の消化と吸収

通常、たんぱく質が体の中に入ってくると、胃の中で分解され、十二指腸でペプチドになり、小腸でアミノ酸に分解され。腸壁から全てが吸収されます。しかし、胃酸が不充分であったり、胃腸の機能が低下していたり、腸内環境が悪い状態にあると、未消化のたんぱく質が悪玉菌のえさとなり、腸管の炎症やアレルゲンの原因になるといわれています。腸内環境の悪化が便秘や、お腹の張った感じの原因だったのですね。

便秘にならずにプロテインを摂取するには

胃腸の機能低下や腸内環境の悪化が、便秘やお腹が張る原因なので、まず日常の食事のとり方に気をつけていきましょうまずは、しっかり噛んで食べることや早食いをしないことに気をつけるべきです。そして、胃酸が不充分な場合は、亜鉛やビタミンB6の摂取を心がけましょう。腸内環境を整えるには、善玉菌を増やす乳酸菌やフラクトオリゴ糖や発酵食品の摂取を心がけたり、水溶性の食物繊維を積極的にとることも大切です。水分の摂取も大事ですね。

お腹をこわしてしまう人には

先程の、便秘になってしまう人とは反対に、プロテインを飲むことでお腹がゴロゴロしてしまう人もいるようです。例えば、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのを乳糖不耐症といいます。牛乳から作られるホエイプロテインを飲むと、人によってはこの症状を起こし、下痢になることもあるようです。乳糖不耐症がある人は、原因となる乳糖を取り除いた精製方法のホエイプロテインを選んだり、大豆から作られるソイプロテインを選ぶ事をおすすめします。体作りの為にはとても重要なプロテインですが、不快感を持ちながら摂取していくことはよくないと思います。ご自分にあった種類のプロテインやあった飲み方を探してみてはいかがでしょうか。

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