無酸素性トレーニングを効果的に行うために

無酸素系エネルギー供給経路には、疲労困憊にいたる供給時間の短いフォスファゲン系と比較的長く速い解糖系に分けられます。
このため、無酸素系のトレーニングでもフォスファゲン系に的を絞りたい場合は10~30秒間のオールアウトエクササイズがよく、乳酸系のエネルギー供給機構に負荷をかけたい時は30~120秒のオールアウトエクササイズが一般的です。

エネルギー供給経路をリカバリーするための休息時間が必要。

この際には、エクササイズで使用された筋肉が次のエクササイズにむけて各エネルギー供給経路をリカバリーするための休息時間が必要であり、この時間が短すぎると次のエクササイズ強度が意図したものより低くなる可能性があり、逆に長すぎるとオーバーロードがかからなくなるためトレーニング効果が低くなってしまう可能性があります。
このため休息時間はかなり重要になります。また休息時間の過ごし方にも、意図する供給システムにより使いわけることが勧められます。

フォスファゲン系に的をしぼったトレーニングの場合は受動的で非活動的である方がエネルギー回復には適している。
休息時間は、エクササイズと休息比が1対3が一般的です。
逆に乳酸系のトレーニングの場合は、能動的で活動的なほうが乳酸の除去が早まって効果的です。
休息時間は1対2が一般的です。

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