骨盤マルアライメントの治療③

骨盤マルアライメントの治療はアライメントを整えるリアライン相、整えたアライメントを維持できるようにするスタビライズ相、そしてマルアライメントが再発しない動作パターンを構築するコーディネート相の段階で進められます。

どのようにしてコーディネート相を進めていくのかご紹介します。

コーディネート相

コーディネート相はマルアライメントが再発しないような動作パターンを構築することを目的として進めます。

スタビライズ相までで理想的な骨盤アライメントを獲得したとしても、下肢の静的・動的アライメントに異常があれば骨盤は非対称的な運動を強いられるので正しい動作パターンを身につけることが大切です。

また、下肢だけでなく体幹部分の動作パターンもチェックする必要があります。

動作パターン

片足スクワットで見てみると、お尻が逃げている状態や膝が内に入っている状態は動的アライメント的に異常と言えます。

お尻が逃げている状態、すなわち骨盤の横シフトは股関節内転を伴うため、中臀筋や小臀筋が下方に伸長され、腸骨の下方回旋や仙腸関節上部の離開を促します。

よって、動作の異常が仙腸関節への直接的なストレスの原因となります。

このような場合は、中臀筋や小臀筋の癒着を伴った機能低下を疑い、組織間リリースなどを行う必要があります。

動作パターンを身につける流れとしては、組織間の滑走性の確保から始まり、筋機能の改善、ゆっくりと正確な動作の反復練習、スピードを上げた反復練習、そして意識して行えない環境下での動作チェックという形で進めます。

スポーツをしている人でしたら、アライメントが崩れやすいステップ時の動的アライメントの評価と体幹の安定性を評価します。

この二つがクリアになると、股関節主動で動かしながらサイドステップやクロスステップ、さらにはジャンプなどの動作を修正していきます。

流れは前述した通りに進めますが、試合形式での動きの中でエラーが出ないことが最終的なゴールとなります。

 

骨盤マルアライメントの治療には3段階に分けて進めますが、再発防止のためにも少しでもエラーが見られたら1つ前の段階に戻る必要があります。

正しい評価を行い、理想的なアライメントの保持を目指しましょう。

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