非外傷性不安定性肩とは

非外傷性不安定性肩とは、明らかに原因となる外傷がないにも関わらず、肩関節に不安定性が生じている病態です。

非外傷性不安定性肩と診断された人のほとんどは全身の過剰な柔軟性がみられ、基本的には先天的なものであるとされています。

これらの原因はよくわかっていませんが、要因としては、骨形成不全、肩甲骨の運動異常、肩甲帯の筋の弱化や制御不全、腱板疎部間隙の異常な大きさ、神経筋系の障害、結合組織の異常な緩みなどが挙げられます。

こうした要因から、非外傷性不安定性肩は、筋力強化や協調性訓練が効果的であると考えられています。

また、非外傷性不安定性肩では、仮に緩みが少なくても、脱臼の既往がなくても関節内部の損傷が生じる可能性が高いとされています。

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