最近牛乳嫌いな子供が増えているといわれています。
むしろ親御さんが別に飲まなくてもいいという考えの方が増えたみたいです。
なぜ牛乳を飲むのでしょう?
牛乳の中の乳たんぱく質はカゼインと乳清たんぱく質に大別されます。
乳清たんぱく質はさらにa-ラクトアルブミン、ラクトフェリン、免疫ブロブリンなどに分けられます。
この乳清たんぱく質中のa-ラクトアルブミンは、トリプトファンというアミノ酸を多く含みこのトリプトファンの血中濃度が上昇すると神経伝達物質の1種であるセロトニンを介して心理的ストレスの低下につながるともいわれています。
もうひとつの、ラクトフェリンは、一般に鉄の吸収を促進する作用があるといわれいる他に、抗菌作用を持つといわれています。
カゼインは乳たんぱく質の80%を占めます。
もともとたんぱく質は熱や酸などで立体構造が崩れて、機能を失うのですが、カゼインは最初から変性たんぱく質のような構造をしています。
この構造のメリットは消化されやすいことです。
さらに、カゼインにはあらゆるアミノ酸が豊富に含まれ、分解されることによって有用なアミノ酸が大量にまき散らされます。
つまり食べてもらって分解されやすいように作られたたんぱく質なのです。
ということは食べないと損じゃないですか!
効率よく乳たんぱく質を摂取するには牛乳はいいですね。