太古のスポーツ医学

どの分野でも常に新しい発見があるように、スポーツの世界でも、理論や科学、医学とさまざまな分野で進化を遂げています。

新しい発見も大切ですが、そのルーツを知るのも面白いものです。

たとえばスポーツ医学は、その起源は紀元前5世紀にあるとされています。

そのスポーツ医学の父ともいわれる古代ギリシャの医師、ヘロディコスはマッサージと蒸し風呂とレスリングというプログラムで結核を治そうとしたといわれています。

どのような考えからそのプログラムを組むに至ったかは分かりませんが、運動を健康維持と病気の治療に使うという考え方は今と変わっていないことが分かります。

ほかにもヘロディコスは、古代オリンピックで選手たちにマッサージを施したり、そもそものマッサージの基礎となる方法を編み出したとされています。

紀元前30世紀~前20世紀頃になると中国やインドでは、体操、とくに呼吸体操が身体機能の向上や障害の予防・治療に用いられていたといいます。

紀元前の中国は、今でいう生活習慣病が蔓延していたとのことなので、こういった方法が浸透していったのだと思われます。

運動と健康について、進化するにつれて違いはでても、根本的な考えかたは大昔から変わらないようです。

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