なぜストレッチをするのか

部活動などスポーツの場面では、練習や試合の前と後にストレッチをする光景がよく見られます。健康志向の強い人などは、運動前には必ず、なんて人も多いのではないでしょうか。ではなぜ運動をするときにはストレッチが必要なのでしょう。

ストレッチをしている人の多くはケガをしないためにやっていると答えるでしょう。確かに運動前後に筋肉を伸ばすことで、筋肉が急に引き伸ばされて切れることを防ぐことができます。しかしストレッチは傷害予防とは違う効果も持っているのです。ストレッチによって筋肉を引き伸ばすことで、関節の可動域が広がります。わかりやすい例でいえば、前屈でぎりぎり地面に手が届かない場合、腿裏のストレッチをすることで手が届くようになるのです。関節の可動域が広がることで、頑張って伸ばさないと届かなかった範囲にも無理なく届くようになり、動きがとても滑らかになります。スポーツでいえば、ぎこちなかった動きがスムーズになり、パフォーマンスの向上が期待できます。傷害予防とパフォーマンスアップがストレッチの主な目的ということですね。

ストレッチをする前に走ったりして体を温めることで筋肉が伸びやすくなり、ストレッチの効果が高まります。スポーツの場面に限らず、日常生活での傷害予防とパフォーマンスアップのためにもぜひ、生活の中にストレッチを取り入れてみて下さい。

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