オーバートレーニングと価値判断の関係
オーバートレーニングは肉体的にも精神的にも不調をきたす疾患として有名ですが、脳の働きにも影響を与えることが知られています。
アスリートを対象として研究によれば、疲労困憊状態のアスリートは適切に休養をとっているアスリートに比べ、長期的な報酬よりも即時の満足感を求める可能性が高くなることが示唆されています。
その理由としては、過剰な運動によって、脳の前頭前皮質外側部と言われる領域の働きが低下するからだとされています。
この部位が障害を受けると、最終的には損をすると知っていても短期的な満足を得ようとする行動が促進されると言われています。
この研究はアスリートを対象とした研究ですが、一般人にも起こり得ることだと思われます。
したがって、もし自分がトレーニングをしすぎてしまっていると感じたら、金銭に関わる判断は避けておいたほうが良いかもしれません。
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