夏は痛風発作に気をつけて
梅雨も明け、ようやく夏本番といったところでしょうか。
暑さも本格的になり、体温体液のコントロールに用心です。
特に男性はこまめな水分摂取を心がけ、暴飲暴食しないように注意しなければなりません。
夏は痛風発作が起こりやすい季節なのです。
痛風の原因には、尿酸産生が過剰になっているタイプと尿酸の排泄が低下しているタイプ、両者が混在しているタイプの3つに分けられます。
夏は発汗量が増えることで相対的に尿量が減少します。
尿量が減少すると尿酸が排泄が低下するため、痛風発作の原因となります。
痛風発作の原因は、暴飲暴食、局所の冷え、外傷や血中尿酸レベルの急激な低下でも生じます。
例えば、仕事帰りに飲みに行くといます。
汗水垂らして働いた自分の労をねぎらうように、美味しい食べ物と美味しいお酒が進むことでしょう。
お酒の量が増えれば増えるほど、水分は奪われてしまいます。
料理の中にはプリン体が豊富なものがあるかもしれません。
そうして飲んで食べて家に帰ったら、大して水分補給もせずにそのまま寝てしまうかもしれません。
するとどうでしょうか。
血中の尿酸レベルは上がり、尿量は低下しているはずです。
こうなってしまっては痛風が起こっても不思議ではありません。
そのためには、暴飲暴食を控えこまめな水分補給が大切です。
そして運動も欠かせません。
普段運動していない人の急な運動は、大量の発汗から痛風発作の原因ともなりますが、継続的な運動は発汗量に対する体液の喪失を減らすことができるため、痛風予防に一役買うことでしょう。
ではまた。
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