アルコールとカフェインの同時摂取について考える。

梅雨も明け始め、これからアルコールの摂取が増える季節になります。

アルコールは健康増進の世界では悪者にされがちですが、適度なアルコールの摂取はストレスの解消、食欲増進、動脈硬化の予防などが期待でき、必ずしも悪者ではありません。

しかし、一度の機会に飲みすぎてしまえば、神経系の機能が抑制され、最悪の場合、死に至る可能性もあります。

さらに慢性的な飲みすぎは、依存症へと繋がり、これも死に至らしめる可能性のあるものです。

このアルコール飲料のように、適度な摂取であれば健康増進に役立つものの、過剰な摂取は健康を害する嗜好品と言えば、もう一つ思い浮かぶものがあります。

カフェインです。

カフェインは多くの研究で疲労感の軽減効果や脂肪酸酸化能亢進や、注意・認知力の向上などが明らかにされています。

しかしこちらも大量の摂取では不眠や不安、不整脈の原因になることがあり、その依存性により常習者においては、摂取中断から6〜12時間後に頭痛、疲労感、意欲減退、覚醒レベルの低下、眠気、集中困難、イライラ、頭重感などのカフェイン離脱症状が見られます。

しかしそれにつけてもカフェインの効果は優れたものと言えるでしょう。

ではこの両方を同時に摂取した場合、身体にどのような変化が現れるでしょうか。

カフェインとアルコールを同時に摂取することはそう多くありませんが、そのような場面がよくみられるのはエネジードリンクのカクテルでしょうか。

アメリカで行われた実験では、アルコールとカフェインの同時摂取または同日摂取は、飲酒量の増加を起こすことがわかりました。

これはカフェインの鎮静作用がアルコールの興奮作用を抑えることで、普段の飲酒に比べて自分が酔っている感覚が抑えられるからであるとされます。

またカフェインとアルコールの同時摂取は急性アルコール中毒に陥るリスクを高めるという報告もあります。

前述のようにカフェインの中枢抑制作用とアルコールの中枢刺激作用が拮抗するためと、アルコールに対してカフェインの代謝速度が早いため、時間経過とともにアルコールの作用が現れるからであるとされています。

このように、例えそれが適切な摂取量であっても、カフェインとアルコールを同時または同日に摂取するのは好ましくないようです。

もし、飲み会などでアルコールを摂取する予定があるのであれば、同日のカフェインの摂取はそれが適正量であっても控えたほうがよさそうです。

ではまた。

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