高い筋緊張と弱化

安静時の筋緊張は、収縮と粘弾の両方の性質の組み合わせからなります。

安静時の筋緊張の高い、いわゆる”硬い筋”は、刺激に対しての閾値が低く、動作の中でより容易に使われることになります。

こうした筋の存在は、拮抗筋の抑制の一因となり、硬い筋を抑制させたり弛緩させることは拮抗筋の回復にも繋がる可能性があるといえます。

通常、硬い筋は筋力テストにおいて正常より強いとされていますが、著しく硬くなってしまった筋は筋力が低下する傾向にあります。

このような硬さに対するアプローチには、筋の強化がマイナスに影響するかもしれず、その代わりに粘弾性に対してアプローチすることが重要です。

筋そのものや非収縮性要素や、伸縮性のある結合組織に対するストレッチを継続的に行うことが推奨されます。

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