座り疲れにご注意を

映画館で映画を観た後に体が疲れた経験をしたことがあると思います。

映画を観ているだけで特に体を動かしたわけでもないのに、座っているだけで疲れを感じる「座り疲れ」は体に悪影響を及ぼします。

どのような影響を及ぼすのでしょうか?

座り疲れの悪影響

オフィスで座って働いている人に疲労感について調査した研究があります。

グループを2つに分け、あるグループは座りっぱなし、もう片方のグループは30分ごとに3分間少し動くグループで調査すると、ずっと座りっぱなしのグループよりも30分ごとに3分間動くグループの方が疲労感が少ないと報告されています。

ですので、座りっぱなしで疲労感を感じ、気分が落ち込むことで仕事の生産性を下げる可能性があります。

また、仕事後には気分が落ち込んでいるので、退社後の生活にも影響を及ぼし生活の質を落としかねません。

せっかくジムなどでトレーニングしようと朝は思っていても、仕事終わりはやる気が出ないという経験ももしかすると座りすぎが原因かもしれません。

これらより、座り疲れは仕事の効率を低下させるとともに、生活の質も低下していくという負のスパイラルに陥ってしまいます。

どのように解決するのか

解決策として30分に少しは運動を行い、座りっぱなしを防ぐことです。

これは仕事の時だけでなく、休みの日にも心がけることが重要です。

休みの日ですとついつい椅子やソファーで映画やドラマを見入ってしまう人も多いと思いますが、この時も時間を決めて動いた方が健康に良いです。

座りすぎると血流が悪くなり、冷えやむくみの原因になりますし、臀筋群が長時間圧迫されることによって滑走不全が起こり、臀筋群がうまく作用しなくなることで腰痛の原因にもなります。

お勧めする運動としてはスクワットなどのトレーニングですが、運動をしたことない人は立っておくだけでも良いので連続して座っている時間をリセットすることが大切です。

 

映画のように立つと他の人に迷惑がかかる場合は考えなくてはいけませんが、できるだけ連続して座り続けることがないように生活していきましょう。

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