最近話題の「HMB」とは

健康思考が高まる昨今、体作りの為のサプリメントの種類もずいぶんと増えましたね。最近よく耳にするのが「HMB」アメリカでは10年以上前からパワー系のアスリートが使用していたようですが、最近では日本でも入手できるようになりました。「HMB」は、エクササイズによるたんぱく質分解を防ぎ、筋肉の回復をサポートする働きがあります。エビデンスによるとクレアチンと相乗的に作用するので、パワー系アスリートにはおすすめのサプリメントですが、ダイエットでしっかりと体を動かしたい方ももちろん摂取いただいても大丈夫です。「HMB」を摂取することによって、筋肉をつくるタンパク質合成の増大と筋肉分解防止の両方に効果があることから、徐脂肪筋量が高まり、筋力が高まるという効果があります。また、それ以外にも筋肉細胞の保護という効果がいわれており、コレステロールを生成して筋肉の損傷を防ぐため、回復が速まり高強度なトレーニングをより多く行え、最終的に筋力の増大につながるといわれています。

「HMB」の正体

「HMB」とは必須アミノ酸であるロイシンの代謝産物です。研究では1日わずか1.5gで効果があることが明らかにされていますが、最も効果的な用量は1日3gといわれています。たくさんの種類があるアミノ酸の中でも特に、筋肉の強化に働きが大きいといわれているのがロイシンであり、私たちが摂取するロイシンの約5%がHMBに変換されるので、HMB3gの効果を得たいと思えば、ロイシンを60g摂取しなくてはならないことになります。しかし、60gものロイシンは摂りすぎで、健康的にはよくないので、ロイシンの中の一番筋肉の増大に効果のある部分を抽出した「HMB」だけを摂取できるということは、とても効率的なのです。

せっかくトレーニングをするなら効率的にいきたいですよね。更に、「HMB」の効果を高めるには、クレアチンを一緒に摂取することが効果的です。トレーニングと栄養をしっかりと意識して理想の体作りを目指しましょう。

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