肘腱構成体について

肘関節の筋肉はそれぞれの機能によって6つのグループに分けられます。

これらのグループは、肘屈筋群、肘伸筋群、回内屈筋群、回外伸筋群、回内筋群、回外筋群です。

肘屈筋群の筋は、上腕二頭筋、腕橈骨筋、上腕筋の3つです。

二頭筋は、前腕回外位において最大の屈曲力をもっており、80〜100°の屈曲位で最も強大な力となります。

上腕筋はその付着から前腕がどの角度でも肘関節を屈曲させる作用をもちます。

腕橈骨筋は停止部が停止部から関節軸の遠くに位置することで、肘の屈曲に対して力学的に非常に有利となります。

上腕三頭筋と肘筋は、第1の肘伸筋として働きます。

上腕三頭筋は上腕骨後方の構成体のほぼすべてを占めます。

小さな肘筋は、肘伸展初期に顕著に活動し、回内回外の動作間での支持機構の役割も果たしています。

回内屈筋群は、円回内筋と頭側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋です。

これらの筋肉はほとんどが上腕骨内側上顆から起始しており、二次的に肘屈筋としての役割をなします。

一次的な役割としては、手関節に関連しており、肘関節に対しては外反ストレスに対して肘関節の内側安定性を寄与しています。

回外伸筋群は、腕橈骨筋、長・短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋、小指伸筋です。

これらの筋は直接または近辺に上腕骨外側上顆から起始しています。

これらの一次的な機能は、手関節、手部と肘関節外側の動的な支持となります。

これらの筋群は、回内屈筋群と同様にオーバーユースの負荷による影響を受やすくなっています。

回内筋群は、方形回内筋と円回内筋です。

方形回内筋は前腕がどの位置にあっても強い回内作用をもち、円回内筋は急速あるいは強い回内運動の際にもっとも大きな力を発揮します。

回外筋群は、回外筋と上腕二頭筋が一次的に、腕橈骨筋が付加的に担います。

回外筋は前腕がどの肢位にあっても拮抗しないゆっくりとした回外時に、また肘関節伸展位に拮抗しない速い回外時にのみ働きます。

しかし、一次的に働くものの、二頭筋による作用は少ないと言われています。

回外筋は前腕に肢位によりませんが、二頭筋は肘屈曲90°においてもっとも働くとされています。

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