機能的姿勢連鎖

機能的姿勢連鎖


要となる構造の姿勢的位置づけは、病的な機能障害を引き起こします。これは骨盤、肋骨、肩甲骨など、姿勢関連筋群の付着部として働く骨格構造のことです。これらの付着部は、筋の起始もしくは停止となっています。筋の硬さや弱さは姿勢により生じたり、不良姿勢の原因となります。これらの構造の位置は姿勢評価の鍵であり、機能障害において重要な役割をしていると考えられています。

骨盤は隣接する腰仙椎の位置に影響を及ぼします。また、股関節屈筋群やハムストリングスのような骨盤に起始部をもつ筋の長さ‐張力曲線への関係にも影響を及ぼします。例えば、骨盤前傾は股関節屈筋群の硬さ、骨盤後傾はハムストリングスの硬さにそれぞれ関連づけられます。

肩甲骨に起始または停止をもつ17の筋は脊柱と同様に、肩甲帯の位置や動きにも作用しています。例えば、頸部を起始とする上部僧帽筋の硬さは、肩甲骨が上方・下方回旋のどの位置にあるかで肩関節の運動に影響を及ぼします。これらの機能的姿勢連鎖はまた、運動連鎖によって身体全体の運動パターンに影響を及ぼします。

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