持続トレーニングとインターバルトレーニング

中強度あるいはそれ以上の運動強度の運動を長時間持続いて行うものを、持続トレーニングといいます。その中でよく知られているのは、比較的ゆっくりと長い時間をかけて運動するLSDトレーニング法です。

高齢者などの体力レベルの低い人はニコニコペースの運動が最適。

LSDトレーニングで運動強度は人によって異なりますが、呼吸が乱れない程度のゆっくりしたスピードで普通に会話ができる程度が目安です。高齢者などの体力レベルの低い人やコンディショニングの状態にある人では、ニコニコペースの運動が最適です。この運動は、ATよりやや軽い運動であり、身体に無理がないので、安全性が高い有酸素運動です。ニコニコペースはRPEが11~12程度で、運動中に息苦しいと感じない強度です。運動による膝や腰への負担が心配な人には、ニコニコペースの水中ウォーキングが推奨されまています。

タバタプロトコルが有名。

インターバルトレーニングは、運動と不完全休息を交互に繰り返す方法です。主に長距離選手やマラソン選手の専門的なトレーニングとして用いられてきました。今日では、水泳やそのほかの競技種目においても広く実施されています。運動期間と休息時間を適当に設定することによって、様々のインターバルトレーニングプロトコルが提案されています。なかでもタバタプロトコルは有名で、6週間実施した結果被験者の無酸素性持久力と有酸素性持久力が28%増加したことが報告されています。

 

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